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みきちゃん

2018年12月22日

がん最新情報ⅩⅩⅡ -人工知能(AI=Artificial Intelligence)は医療にどんな恩恵をもたらすかー

がん最新情報ⅩⅩⅡ -人工知能(AI=Artificial Intelligennce)は医療にどんな恩恵をもたらすか
がん最新情報ⅩⅩⅡ -人工知能(AI=Artificial Intelligence)は医療にどんな恩恵をもたらすかー


AIを利用した医療支援システムの開発が進み、今後ますます加速されると考えられます。画像診断支援AIは既に臨床研究が始まっていて、実際の場で利用している所もあります。

emoji33医療現場で求められているAI機能
がん研究会がんプレシジョン研究センター長中村祐輔氏は、画像解析やゲノム医療だけでなく現場で重要なAI機能の可能性について述べています。(「時流ー癌治療のこれから」m3.com2018年2月13日配信)
①AIの音声認識能力による時間、労力の削減
 ・患者さんとの会話を自動的に電子カルテに残す(患者さんの目を見ながら診療できるメリット)
 ・診察、手術、看護の記録を自動的に行う(看護師さんの本来の業務の時間を増やせる)
 ・インフォームドコンセント、患者さんや家族への説明、質疑応答などの補助

これらが実現できると、外来患者さんの一番の不満である長い待ち時間の改善策の一つとなりえると思います。

②大腸内視鏡検査の自動運転化
 全大腸内視鏡検査は技術的に難しく、マスターするにはかなりの訓練が必要です。内視鏡の頭に圧力センサーを付けたり、撮影画像から空間認識することで自動運転できるシステムをオリンパスと共同で進めています。誰もがベテラン医師と同様の手技を短時間で行えるようになり、もっと多くの患者さんが受けられるようになります。

emoji33内視鏡画像診断支援AI
国立がんセンターとNECはAIを用いて大腸がん及び前がん病変(腫瘍性ポリープ)を検査時にリアルタイムで発見するシステムを開発しました。発見率は98%でした。(QLifePro医療ニュース2017年7月13日配信)
昭和大学と名古屋大学も同様のシステムの開発を発表しました。(同ニュース2018年8月7日配信)
さいたま市の開業医多田智裕氏はがん研有明病院や大阪国際がんセンターと協力して開発を進めています。(m3.com2018年8月28日配信)胃のピロリ菌陽性率は99%判定でき、6mm以上の胃がんは98%拾い上げできました。検査時リアルタイムで病変部を指し示す事が可能とのことです。又、画像1枚を0.02秒という速さで読影できるのも特徴です。浦和医師会の年間4~5万人の内視鏡検査でトータル250万枚の画像を70人の専門医が1年間かけてダブルチエックしていますが、AIを用いるとわずか2時間半で可能とのことです。

検診の(スクリーニング)読影はAIに任せ、判定困難例だけ医師がみるという時代がくるかもしれません。

emoji33最終判断は医師かAIか
 
多田氏は「最終判断を下すのは医師であることは今後も変らない。」誤診が起きた時誰が責任を持つのか?-との不安にたいして、「勿論最終判断を下した医師がもつもの。」と述べています。カーナビを使っていて事故が起きたとしてもカーナビのせいではないのと同じだと。
                                                    (文責 篠原)


Posted by みきちゃん at 15:07
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